A6シリーズ

A6B:逓倍設定の手順を教えてください

A6B:逓倍設定の手順を教えてください

下記をご覧ください

ポイント)
A5B・A6B・A7B以外の機種では、逓倍設定は、PANATERM-「パラメータ」から行いますが、
A6B(EtherCAT対応)では、PANATERM-「パラメータ」ではなく、PANATERM-「オブジェクトエディタ」から行います。


●「1回転あたりの指令パルス数」を設定する場合
 (A6N・A6SFなどのPr0.08相当)

 1.A6BアンプからLANケーブルを全て外す
 2.マスター機器と接続されていた状態の場合、一度電源を切り入りする
 3.PCとA6BアンプをUSBケーブルで接続する
 4.PANATERMを起動する
 5.PANATERM-「アンプとの接続」からUSB接続を行う
 6.PANATERM-「オブジェクトエディタ」を起動する
 7.PANATERM-「オブジェクトエディタ」-「Disp Select」に"DEC"を選択
 8.608Fh:02h“Motor revolutions”
   6091h:01h“Motor revolutions”
   6091h:02h“Shaft revolutions”
   6092h:02h“Shaft revolutions”
   それぞれに"1"を設定する
 9.6092h:01h “Feed” に「モータ1 回転あたりの指令パルス数」を設定する

 設定例)
 指令パルス数20000でモーターを1回転させるの場合

 608Fh:02h“Motor revolutions”・・・1
 6091h:01h“Motor revolutions”・・・1
 6091h:02h“Shaft revolutions”・・・1
 6092h:02h“Shaft revolutions”・・・1
 6092h:01h“Feed”・・・20000


●「電子ギヤ分子」と「電子ギヤ分母」を設定する場合
 (A6N・A6SFなどのPr0.09 & Pr0.10相当)

 1.A6BアンプからLANケーブルを全て外す
 2.マスター機器と接続されていた状態の場合、一度電源を切り入りする。
 3.PCとA6BアンプをUSBケーブルで接続する。
 4.PANATERMを起動する。
 5.PANATERM-「アンプとの接続」からUSB接続を行う
 6.PANATERM-「オブジェクトエディタ」を起動する
 7.PANATERM-「オブジェクトエディタ」-「Disp Select」に"DEC"を選択
 8.6092h:01h“Feed”
   にエンコーダ分解能 (608Fh:01h“Encoder increments”と同じ値) を設定
 9.608Fh:02h“Motor revolutions”
   6092h:02h“Shaft revolutions”
   それぞれに"1" (出荷設定値) を設定
10.6091h:01h“Motor revolutions” に「電子ギヤ分子」
   6091h:02h“Shaft revolutions” に「電子ギヤ分母」を設定する

 設定例)
 指令パルス数10000でモータを3回転させる場合
 (ギヤ比1/3の減速機をモータに連結し、指令パルス10000で減速機出力軸を1回転させる場合)

 6092h:01h“Feed”・・・8388608
 608Fh:02h“Motor revolutions”・・・1
 6092h:02h“Shaft revolutions”・・・1
 6091h:01h“Motor revolutions”・・・8388608×3=25165824(電子ギヤ分子)
 6091h:02h“Shaft revolutions”・・・10000(電子ギヤ分母)