制御機器商品共通

抵抗負荷とは何ですか?

抵抗負荷とは、抵抗分のみの負荷で力率1 (cosφ=1) の場合です。

抵抗負荷の代表例としてはヒータがありますが、種類によっては突入電流が発生するものもありますので注意が必要です。

 

負荷の容量(接点電圧や接点電流)や種類、開閉頻度、周囲温度などの条件により寿命が異なります。負荷の例については表1を参照してください。

 

      表1 負荷の違いによる突入電流

負荷の種類 突入電流
抵抗負荷 定常電流の 1倍
水銀灯負荷 定常電流の 約 3倍
リレー負荷 定常電流の 約 3倍
電磁接触器負荷 定常電流の 3 ~ 10倍
モータ負荷 定常電流の 5 ~ 10倍
蛍光灯負荷 定常電流の 5 ~ 10倍
トランス負荷 定常電流の 5 ~ 15倍
白熱電球負荷 定常電流の 10 ~ 15倍
ソレノイド負荷 定常電流の 10 ~ 20倍
コンデンサ負荷 定常電流の 20 ~ 40倍

 

接点開閉時には、負荷の種類により定常電流の数倍~数十倍の突入電流が発生します。突入電流の条件により、寿命が大きく異なりますので実負荷でのご確認をお願い致します (図2)。

 

       図2 突入電流波形の例

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