PhotoMOSリレー

PhotoMOSリレーの負荷電圧選定における注意点は?

ピーク値(波高値)と実効値の違いに注意が必用です。また安全率(ディレーティング)を考慮することも重要です。

例えば「GU 1a」タイプの場合、下記の仕様となっています。

AC(ピーク)400V
DC400V

この場合AC、DCともに 400Vでは使用できません。推奨使用電圧は下表のようになります。

<負荷電圧と推奨使用負荷電圧 その1>

 


PhotoMOSリレーの絶対最大定格の負荷電圧は、カタログ値=ピーク値で表示していますが、使用時の電圧は実効値で想定されている場合がほとんどで、ピーク値と実効値で基準にずれが発生し、基準を同じにする必要があります。

一般的に交流の正弦波の実効値は、実効値=ピーク値÷√2 の式で求めることができます。

実効値がAC100Vの場合、ピーク値は約AC141Vとなり、さらに安全に配慮して1ランク上位の400Vタイプが推奨品となります。

<目安として>

AC負荷で選択時: 実効値電圧×4倍(AC100Vなら AC400Vタイプ)

DC負荷で選択時: DC電圧×2倍(DC200Vなら DC400Vタイプ)

で選定されるのがお勧めです。

<ご参考 ~ 負荷電圧と推奨使用負荷電圧 その2>