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SSRの放熱対策は?
次に解説いたします。
SSRを用いて信頼性の高い機器や装置にするためには、熱的取り扱いには十分ご注意ください。特に電力損失により、接合部における熱の放熱については、SSRの機能および寿命の点からみて重要となります。
プリント基板実装形SSRの定格通電電流は自然冷却、周囲温度40°C(※1)のもとで流し得る電流と定められています。従って取り付け場所の周囲温度が40°C以上になる場合は、通電電流対周囲温度特性にもとづき、通電電流を低減して使用することが必要です。
また、近接する他の部品が熱源となる場合は、近接距離間は10mm以上(※2)離すことにご留意ください。
5A以上のSSRの場合は表1の専用放熱器または規定の放熱板を使用してください。その場合、放熱条件を良くするため熱伝導性コンパウンド(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズYG6111またはTSK5303など)などをSSRと放熱板の間へ塗布してください。
SSRの外部放熱板および取り付け方法については、該当商品の「データおよび使用方法」または「使用上のご注意」をご参照ください。
※1.商品、ご使用条件によって異なる場合がございます。各商品ごとにカタログ/データシート等をご確認ください。
※2.商品、ご使用条件によって異なる場合がございます。実機でのご確認をお願いいたします。
表1 専用放熱器
※DINレールに取り付け可能なスリム放熱器