温度調節器

温度調節器のKT4R・KT8R・KT9R:警報出力設定方法

温度調節器のKT4R・KT8R・KT9R:警報出力設定方法

例:温度センサ測温抵抗体PT100、SV値70℃設定とし、上限警報を100℃以上でON、90℃以下でOFFさせたい場合) 
 温度調節器のKT4R・KT8R・KT9Rを 次の手順にて設定してください。

1.PV/SV表示モードのときに▽キーを押しながらMODEキーを約3秒間押して下さい。
   初期設定モードに移行し、「SENS:入力種類選択」項目を表示します。
   PT100の【PT .C】を△、▽キーで選択してください。

  (初期設定は熱電対Kタイプになっています)


 2.「EV01:イベント出力EV1割付選択」項目を表示するまでMODEキーを数回押し     てください。

 

3.「EV01:イベント出力EV1割付選択」項目で警報動作を△、▽キーで選択し

【001:上限警報】にしてください。(初期設定 000:動作無し)
    
 4.MODEキー押して.「A1三R:EV1警報0設定有効/無効選択」項目を表示し△、▽キーで任意に設定します。(初期設定no:無効)

 ※EV1警報動作点設定値が0の場合、警報動作を有効/無効にするかの選択します。

 

5.MODEキーを押し「A1:警報動作点設定」項目表示させ△、▽キーで30℃に設定してください。(初期設定:0℃)
 ※上限警報100℃=SV値70℃+A1の設定値となる為、A1=+30℃となります。

 

6.MODEキー押して「A1HY:EV1警報動作すきま設定」項目表示させ、

【10.0℃】と△キーで設定します。(初期設置:1.0℃)
 ※100℃で上限警報ON、90℃でOFFさせる為 すきま設定=100-90=10℃となります。


   
 7.MODEキー押して「A1DY:EV1警報動作遅延タイマ設定」項目表示させて任意に設定してください。(初期設定:0秒)

 

8.MODEキー押して「A1LM:EV1警報動作励磁/非励磁設定」項目表示させて△、▽キーでnomL:励磁にします。(初期設定nomL:励磁)


   
 8.PV/SV表示モードに戻るまでMODEキーを数回押してください。

 

9.MODEキーを押して主設定モードに移行しSV値を△、▽キーで70に設定しMODEキー押してPV/SV表示モードに戻ください。


  これで100℃以上で警報出力ONになり90℃以下でOFFの警報制御を行います。    
             
※KT4R・KT8R・KT9R以外の温度調節器の警報動作の設定する場合、      
 操作するボタン及び設定モード名が上記と異なりますのでマニュアル参照の上設定願います。
  また、制御出力のPID制御やON/OFF制御設定については 別途設定方法を確認願います。
  (上記の例題の設定も   PID制御やON/OFF制御設定は 割愛しております。)