温度調節器

温度調節器KT7:警報出力を使うにはどうすれば良いですか?

温度調節器KT7:警報出力を使うにはどうすれば良いですか?

例:温度センサ測温抵抗体PT100、SV値70℃設定とし、上限警報を100℃以上でON、90℃以下でOFFさせたい場合。

 温度調節器のKT7を 次の手順にて設定してください。



 1.PV/SV表示モードのときに空白キーを押しながらMODEキーを約3秒間押して下さい。
   補助機能設定モード2に移行し、「SENS:入力種類選択」項目を表示します。
   PT100の【PT .C】を△、▽キーで選択してください。(初期設定は熱電対Kタイプになっています)

  ※空白キーとはMODEキーの下にあるキーです。


 2.「AL1F:警報動作選択」項目を表示するまでMODEキーを数回押してください。

 

3.「AL1F:警報動作選択」項目で警報動作を△、▽キーで選択し【H:上限警報動作】にしてください。(初期設定----)

 
 4.MODEキーを押し「A1LM:警報動作励磁/非励磁選択」項目表示させ【NOML:励磁】選択します。(初期設定:NOML(励磁))

 

5.MODEキーを押し「AHLD:警報保持機能選択」項目表示させて△、▽キーで選択します。(初期設定none(警報保持無し))

 ※警報保持とは 警報出力がONしたら電源OFFするまで保持する機能です。

 

6.MODEキー押して「A1HY:警報動作すきま設定」項目表示させ、【10.0℃】と△キーで設定します。(初期設置:1.0℃)
   ※100℃で上限警報ON、90℃でOFFさせる為 すきま設定=100-90=10℃となります。
   
 7.MODEキー押して「A1DY:警報動作遅延タイマ設定」項目表示させて任意に設定してください。(初期設定:0秒)
   


8.PV/SV表示モードに戻るまでMODEキーを数回押してください。

 

9.MODEキーを押して主設定モードに移行しSV値を△、▽キーで70に設定しMODEキー押してPV/SV表示モードに戻ください。

 

10.PV/SV表示モードのときに△キーを押しながらMODEキーを押してください。
   副設定モードに移行し、「AT:オートチューニンング/オートリセット選択」項目を表示します。

 

11.「A1:警報設定」項目を表示するまでMODEキーを数回押してください。

 

12.「A1:警報設定」で△、▽キーで30℃に設定してください。(初期設定:0℃)
    ※上限警報100℃=SV値+A1の設定値となる為、A1=+30℃となります。

 

13.PV/SV表示モードに戻るまでMODEキーを数回押してください。 
  これで100℃以上で警報出力ONになり90℃以下でOFFの警報制御を行います。    
             
※KT7以外の温度調節器の警報動作の設定する場合、      
 操作するボタン及び設定モード名が上記と異なります。マニュアル参照の上、設定してください。
  また、制御出力のPID制御やON/OFF制御設定については 別途設定方法を確認してください。
  (上記の例題の設定も   PID制御やON/OFF制御設定は 割愛しています。)