FP-X

FP-X:PCリンク(MEWNET-W0)異常

FP-X:PCリンク(MEWNET-W0)異常

質問:
FP-Xを8台リンクさせて使用しています。設備が停止していたので確認したところ、FP-Xが通信異常で停止していました。どのような原因が考えられますか?


回答:
通信異常が発生原因としては、次のことが考えられます。

【通信異常のが発生原因】
①伝送端子の+と+、-と-が確実に配線されていない場合。
 接触不良や断線がある等。

②両端にあるFP-Xが終端局設定されていない場合。

③伝送路の配線材料に同一材質のものを使用していない場合。
 中継端子台やメタルコンセントが間に入って配線されている等。

④リンクエリアが重なっている場合。

⑤未加入局がある場合の伝送サイクル時間を必要以上に短く設定している場合。
 標準値は400msですが、10msまで短縮できます。
 短くすることで伝送は早くなりますが、
 必要以上に短くすると通信異常を発生し易くなります。

⑥伝送保証リレーの異常検知時間を必要以上に短く設定している場合。
 標準値は6400msですが、100msまで短縮できます。
 短くすることで伝送は早くなりますが、
 必要以上に短くすると通信異常を発生し易くなります。

⑦FP-Xの電源部にあるアース端子を盤の筐体や他の機器のアース端子と接続している場合。
 浮遊電位を拾ってしまい、通信異常を発生し易くなります。

⑧異常になる前に、雷が発生していた場合。
 雷サージの影響により、通信異常を発生することがあります。
 
【対処方法】
①~③は伝送路の配線内容をご確認の上、修正してください。

④~⑥はシステムレジスタの設定内容の見直しや
SYS1命令を使ったプログラムの見直しをしてください。

⑦、⑧は電源配線の見直しをしてください。
特に⑧は避雷器(アレスタ)を入れると良いです。