FPΣ

FPΣ 停電保持エリアDT32710からの55ワード分に毎スキャン書込む命令を実行すると問題はありますか?

FPΣ 停電保持エリアDT32710からの55ワード分に毎スキャン書込む命令を実行すると問題はありますか?

FPΣのDT32710から55ワード分もRAMエリアで運転していますので、その他のDTと同様、書き込み回数には制限は有りません。

ではどの様にして停電保持エリアにしているかと申しますと、電源が切れる瞬間を検出する回路があり、この回路が働くことでDT32710から55ワード分をフラッシュROMエリアに自動的に書き込んでいます。電源が入ると今度は逆にこのフラッシュROMエリアからDT32710から55ワード分のRAMエリアへ自動的に読み出しています。以上の仕組みにより停電保持を実現している訳です。

従って、通常のプログラム上での読み書きには寿命はありませんので安心してください。ただし、電源を1万回以上入り切りすると確かに寿命により書き込めなくなり、電源立ち上げ時に何らかに決まった固定値が読み出されます。こうなったら、電源立ち上げ時に0クリアを実行するか、任意の値に書き直す必要が出てきます。
(実際には1日に1回の電源入り切りしたとして約1万日≒約27年持つ計算です。)