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Ver1.13のFP10SHでデータエディタを使いデータのバックアップをしようとしたら、エラー61が出ました。

Ver1.13のFP10SHでデータエディタを使いデータのバックアップをしようとしたら、エラー61が出ました。

「エラー61」はPLCのデバイスやシステムレジスタに対して、設定出来ない番号を指定して読み書きしようとするとPLCから返してくるパラメータエラーコードです。
しかしこの場合は、設定値エリアSV、経過値エリアEVの読み出しで、マルチフレームコマンド非対応CPUに対して操作を行った時のエラーです。
データエディタはマルチフレームコマンドにより読み書きを行っています。その為、デバイスを全選択するとこのSV、EVも含まれてしまい、マルチフレームコマンド非対応CPUの場合、実行出来ずにエラー61が発生します。FP10SHはVer1.17以前のCPUではこのコマンドに対応していない為に発生します。SVとEVの指定を外せば、その他のデバイス読み出しは実行出来ます。
なお、SV、EVマルチフレームコマンド対応・非対応CPUの一覧を示します。
【対応CPU】
FPΣ   :Ver1.00以上
FP2   :Ver1.00以上
FP2SH :Ver1.00以上
FP10SH:Ver1.18以上
【非対応CPU】
FP0、FP-e、FP1、FP-M、FP3、FP5、FP10、FP10S、
FP10SH:Ver1.17以下