FP0：コンスタントスキャンとはどのような時に使用するのでしょうか？

PLCの演算処理は条件により常に変化します。その為スキャンタイムは一定になりません。通常、入力や出力は１スキャンに１回だけ処理を行いますので、スキャンタイムが変化すると入力取込タイミングがずれたり、出力タイミングにバラツキが出る事になります。このバラツキは時間的にはわずかとは言え、厳密に制御する必要がある場合は影響を受けます。

入力→演算処理→出力の一連の動作時間が一定に出来れば、制御の精度が向上できます。そこで、演算時間のバラツキを無くし、入出力時間を一定にする為、コンスタントスキャンの設定を行う訳です。

設定のコツとしては、ＦＰＷＩＮＧＲでオンラインにしてステータス表示を実行し、スキャンタイムの最大値を確認してください。この時間以上をシステムレジスタのコンスタントスキャン設定に入力すれば実行出来ます。