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FP2位置決めユニット:内蔵アブソリュートカウンタの動作

FP2位置決めユニット:内蔵アブソリュートカウンタの動作

質問:
FP2位置決めユニット(AFP2434)の内蔵アブソリュートカウンタの動作について教えてください。
手動パルスモードで入力パルスが共有メモリに設定した目標値を上回る速度で入力した場合、内蔵アブソリュートカウンタはどのようにカウントしますか?
回答:
パルサー入力運転において目標速度より、速いパルサー入力があった場合、速い部分はキャンセルします。すなわち目標速度1000Hzにした場合、1010Hzのパルスが入力されても10Hz分はキャンセルし、出力パルスは1000Hzになります。従って内蔵アブソリュートカウンタも目標速度以上のカウントはしません。

入力したパルスに応じたカウントは、内蔵アブソリュートカウンタとは別のエリア「フィードバックカウンタ」でカウントしています。この場合制御コード上位16ビットの第4、5ビットの「パルス入力カウント逓倍」で4逓倍に設定(第4ビット:0、第5ビット:1)しておくと、パルサー入力運転の1逓倍時の内蔵アブソリュートカウンタのカウント値と一致します。

もし目標速度より速いパルサー入力があった場合、このフィードバックカウンタ(最小入力パルス幅0.5μs最大1MHz対応)ではその時の値を正確にカウントしていますので、内蔵アブソリュートカウンタと比較すれば、目標速度をどれぐらい超えていたか判断できます。