PLC全般

転送命令で内部リレーをONした場合、転送命令の前の条件が切れたにも関わらずその内部リレーがONしっぱなしとなる。

転送命令で内部リレーをONした場合、転送命令の前の条件が切れたにも関わらずその内部リレーがONしっぱなしとなる。

内部リレーを操作する命令はOUT命令・SET RST命令・応用命令などが有りますが、

それぞれは違う動作を行います。
①OUT命令は前の条件が成立している場合、メモリーに”1”を書き込み、成立していない場合、メモリーに”0”を書き込みます。
 つまり命令を実行する度に、”0”か”1”を必ず書き込んでいます。
②SET命令は前の条件が成立している場合、メモリーに”1”を書き込み、成立していない場合、メモリーに対し何もしません。
 RST命令は前の条件が成立している場合、メモリーに”0”を書き込み、成立していない場合、メモリーに対し何もしません。
 つまり前の条件が成立していない状態では、メモリーは変化しません。

(その状態を保持します。)
③応用命令は前の条件が成立している場合、メモリーに16ビット単位でON・OFF状態を書き込み、成立していない場合、メモリーに対し何も行いません。
 つまり前の条件が成立していない状態では成立していた時の最後の状態を保持します。
命令により内部リレーの動作が異なりますので、それを意識しながらプログラミングしてください。