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高速でON/OFFする信号を取り込みたい。パルスキャッチと設定すべきか、割り込み入力として設定すべきか?
高速でON/OFFする信号を取り込みたい。パルスキャッチと設定すべきか、割り込み入力として設定すべきか?
パルスキャッチ入力も割り込み入力も高速でON/OFFする信号を取り込むための設定です。
パルスキャッチ入力はPLCシステムレジスタに設定するだけで、特別なプログラムを作成する必要がないため、簡単に使用できます。
割り込み入力は、PLCシステムレジスタ設定だけでなく、割り込みの宣言と割り込みプログラムをユーザプログラムとして作成する必要があります。
パルスキャッチ入力設定と比較してかなりの手間が必要です。そのため割り込み入力はスキャンタイムに依存することなく、動作させることができます。
使い分けの目安として、
<パルスキャッチ入力>
1.ONの信号幅がスキャンタイムより短くなる可能性がある場合
2.入力信号のON/OFFする最小周期がスキャンタイム(最大値)の3倍以上ある場合
(例1)
前提条件:PLCの最大スキャンタイムが3msと仮定します。
パルスキャッチ入力設定をすることで、1msONし、9msOFFする信号を取り込むことが可能です。
<割り込み入力>
パルスキャッチ入力として設定できない場合
(例2)
前提条件:PLCの最大スキャンタイムが3msと仮定します。
1msONし、4msOFFする信号をパルスキャッチ入力すると、ONした情報をI/Oリフレッシュに反映させることはできますが、ONからOFFした情報を正しくI/Oリフレッシュに反映することができない場合があります。言い換えると、外部信号はONした後、OFFし、再度ONしたにもかかわらず、PLCプログラムではOFFしたことを認識できず、ずっとONしていると認識する場合があります。この場合はプログラムを誤動作させる可能性がありますので割り込み入力として設定してください。