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パルス出力(トランジスタ出力)を、モータドライバのパルス入力(フォトカプラ回路)に繋ぐ結線図に、2KΩの抵抗が繋がれていることの意味は?

パルス出力(トランジスタ出力)を、モータドライバのパルス入力(フォトカプラ回路)に繋ぐ結線図に、2KΩの抵抗が繋がれていることの意味は?

2KΩの抵抗を繋ぐことで、コモン電圧が5Vのパルス入力回路に対し、DC5V電源を使用せずに繋ぐことができます。

モータドライバのパルス入力回路がフォトカプラ回路の場合、殆どのケースではコモン電圧が5Vを

想定しています。

その場合の入力インピーダンス(フォトカプラに直列に繋がれている抵抗の抵抗値)は殆どが約200Ω

になります。

これに対して直列に2KΩの抵抗を繋ぐことで、総合の抵抗値が約2.2KΩとなり、コモン電圧が24Vの入力回路

と同等の回路となります。

通常では、制御盤の中にはDC5Vの電源が存在するケースが少なく、別途、DC5V電源を用意するには費用

が掛かります。

そこで、2KΩの抵抗を使用するだけで、5V電源を用意することなく、コモン電圧5Vのパルス入力回路を

駆動させることができます。