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割込み処理での特殊内部リレーの動作

割込み処理での特殊内部リレーの動作

主プログラムと副プログラム(割込、サブルーチン)とでは、特殊内部リレー(この場合R900B)の状態はそれぞれ別の演算結果を持ちます。
従って、お互い影響しませんので安心ください。

すなわち、F60比較命令の演算直後に、割込プログラムが実行されてもF60の演算結果R900Bの状態は一旦保持され、割込処理から戻ってから保持している結果を反映します。
割込プログラム内のF37命令の演算結果R900Bの状態は、割込プログラム内だけの演算結果ですので、主プログラムに反映されることはありません。

逆に、割込プログラム内のR900Bの状態を主プログラムで使いたい場合は、一旦、他の内部リレーに置き換えて使う必要があります。
例えば、下記のようになります。
【例】
├─────────────(END)
├─────────────(INT0)
│ R0
├┤├[F37 -1, DT2]
│R900B
├┤├───────────[R100]
├─────────────(IRET)
このR100を主プログラムで使うことで、割込プログラム内の演算結果を反映させます。