ファイバセンサ全般

用語解説:しきい値とは、なんですか?

用語解説:しきい値とは、なんですか?

デジタル表示のレーザセンサやファイバセンサにおいて、

入光状態と非入光状態を区別する境目の

のことを、しきい値と呼びます。

 

デジタルレーザセンサ HG-C1050 で具体的に説明します。

HG-C1050にはデジタル表示が装備されており、初期状態において、測定中心(50.00㎜)で

デジタル表示は0.00(㎜)、測定範囲内の測定近点で15.00(㎜)、測定遠点で-15.00(㎜)

となります。

例えば、しきい値を0.00(初期状態)、動作設定をL-ONとすると、測定中心(50.00㎜)より

センサに近い側が入光状態、遠い側が非入光状態となり、ワークがしきい値よりも近い側にある

時にセンサ出力がONします。(図 例1 参照)

HG-C1050_しきい値0mm-1

しきい値を1.00に設定変更すると、センサから49.00(㎜)の位置(測定中心より1.00㎜センサ

に近い位置)がしきい値の位置となり、この位置よりセンサに近い側が入光状態、逆に遠い側が

非入光状態(図 例2 参照)となります。

HG-C1050_しきい値1mm

HG-Cシリーズの仕様は、こちらをご覧ください。

  ⇒ https://www3.panasonic.biz/ac/j/fasys/sensor/photoelectric/hg-c/index.jsp?id=faq11073