SC-GU

SC-GU3-03V2+FX-502の組み合わせで、PLCからしきい値を書き込みしたい。可能か?

SC-GU3-03V2+FX-502の組み合わせで、PLCからしきい値を書き込みしたい。可能か?

可能です。

ここでは、EtherCAT Ⓡ対応通信ユニット SC-GU3-03V2(当社商品)と他社PLC

(オムロン社製 マシンオートメーションコントローラ NX1P2-9024DT1)との組み

合わせになりますが、構成(例)と書き込み手順をご紹介します。

 (注1):他社商品との組み合わせになりますので、動作(通信)保証は致しかね

      ますが、動作(通信)確認はできております。

      お客様で十分に検証を行なっていただいたうえ、ご判断願います。

 (注2):他社PLC、およびソフトウェアの取り扱い等につきましては、該当メーカに

      お問い合わせ願います。

 (注3):EtherCAT Ⓡは、ドイツBeckhoff Automation GmbHによりライセンス

      された特許取得済技術であり登録商標です。

 

【構 成 (例) 】

   SC-GU3-03V2-02-2

  (注4):SC-GU3-03V2 ESIファイルは、弊社Webより無償でダウンロード可能です。

 

 

【SC-GU3-03V2 ハード設定 】

   

   

   SC-GU3-03V2-03-2

【グローバル変数の設定】

 

SC-GU3-03V2-04-2

 

【サンプルプログラム( EtherCAT Ⓡ)専用命令未使用 】

 

   SC-GU3-03V2-05-3
   

1) 起動用接点 IN01がONになると、4つのMOVE命令が順に実行する。
2) TrueがALL(RxPDO_ALL set req_7000_12)にMOVEされる。
3) 16♯03がCOMMAND(RxPDO_ALL Send command_7000_1A)にMOVEされる。
   (注5):FX-501/FX-502のOUT1 -1  しきい値書き込みコマンドは、16♯03です。

4) 16♯00A0がDATA(RxPDO_SetLData_7000_33)にMOVEされる。
   (注6):16♯00A0 ⇒ 16^1 ×A + 16^0 ×0 = 16×10 + 1×0

                              = 160(DEC)60(例)

                    しきい値:160(例)を書き込みをデータとする。


5) TrueがREQ(RxPDO_Send req_7000_11)にMOVEされる。

   (注7): REQ(RxPDO_Send req_7000_11)以外の命令( 2)~4) )は、

        順序が前後しても構いません。

   (注8): REQ(RxPDO_Send req_7000_11)にTRUEをMOVEする命令( 5))

        は、必ず、最後にしてください。

   (注9):記載のサンプルプログラムは、簡易版です。
        異なるしきい値を、引き続き、書き込む(上書きする)ことは、できません。
        プログラムの修正・変更が必要となります。

 

【Mailbox通信データ】

  

SC-GU3-03V2-06-2

   (注10): 連続通信フラグ(RxPDO_Send req_7000_13)にTRUEをMOVEしない

         でください。

 

【OUT1-1 しきい値設定送信コマンド】

  SC-GU3-03V2-07

 

【サンプルプログラム実行結果】

  SC-GU3-03V2-08-2

   (注11):しきい値が40(初期値)から160(書き込みデータ)に書き換えられた

         ため、1ch(入光量:98)のOUT1は、ONからOFFに変化する。