S-LINK V

SL-VHM1でI/Oチェックしたいが、取説の内容がまったく理解できない。

SL-VHM1でI/Oチェックしたいが、取説の内容がまったく理解できない。

取扱説明書の内容がわかりずらい、とのことで、ご不便、ご迷惑をおかけし、申し訳

ございません。

 次のような手順で、I/Oチェックをお試しください。

 

SL-VHM1-01

 

SL-VHM1-02

 

 

 【I/Oチェック手順】 

 《入力側》  スイッチ(入力機器)ONで、アドレス0がONするか?、確認します。

 
   1) Q00UCPUは、STOPにします。

           SL-VHM1-03

 

  2) SL-VHM1のモード切換スイッチを、SLAVE MODE にします。

     SL-VHM1-04

   

  3) SL-VHM1の入・出力アドレス表示は、“OUTPUT”に設定します。
     (ここが、ポイントです。)


    IN(入力機器)をチェックする場合、S-LINK Vシステムに

    SL-VCH21(入力)から信号を入れ、SL-VHM1へ出力(OUTPUT)

    させて、データモニタ表示灯を確認します。

    このため、入・出力アドレス表示は、“OUTPUT”に設定します。

 

      SL-VHM1-05png

 

   4) SL-VHM1のENTERキーを押し、ADDRESS表示部を点滅させます。
      アドレス0をチェックするため、▲、▼キーで0を設定します。(注4)
      設定が終了したら、ENTERキーを押します。(点滅 ⇒ 点灯)


       SL-VHM1-06png
     

      (注4):ADDRESS表示部に設定するのは、先頭アドレスです。
          また、チェックできる点数は、16点です。
          したがって、アドレス『0』を設定すると、データモニタ表示灯で

          チェクできるアドレスは、0 ~ 15の16点となります。


          例えば、ADDRESSを『16』に設定すると、データモニタ表示灯

          でチェックできるアドレスは、16 ~ 31の16点となります。

 

 
  5) スイッチをOFF ⇒ ONにします。
  

     SL-VCH21の入力表示灯(緑):点灯
     SL-VHM1のデータモニタ表示灯 0:点灯

     になれば、OKです。

 

  SL-VHM1-07png

 

 

 《出力側》  アドレス256 ONで、リレー(出力機器)がONするか?、確認します。

 

   1) Q00UCPUは、STOPにします。

         SL-VHM1-03

 

   2) SL-VHM1のモード切換スイッチを、SLAVE MODE にします。

   SL-VHM1-04

  

  3) SL-VHM1の入・出力アドレス表示は、“INPUT”に設定します。

     (ここが、ポイントです。)

 

     OUT(出力機器)をチェックする場合、SL-VHM1のデータ入力スイッチ

     からS-LINK Vシステムに信号を入れて、SL-VCH21の出力アドレスに

     出力し、出力機器を動作させます。

     このため、入・出力アドレス表示は、“INPUT”に設定します。


       SL-VHM1-08png

 

   4) SL-VHM1のENTERキーを押し、ADDRESS表示部を点滅させます。
      アドレス256をチェックするため、▲、▼キーで256を設定します。
      設定が終了したら、ENTERキーを押します。(点滅 ⇒ 点灯)

       SL-VHM1-09png

 

 

   5) SL-VHM1のデータ入力スイッチ『0』を、OFF ⇒ ONにします。

 

    6) SL-VHM1のENAVLEスイッチを、1秒長押しします。
      (ENAVLE表示灯 緑点灯)

      SL-VCH21の出力表示灯(橙):点灯
      

      リレーが動作すれば、OKです。(注5)

 



     (注5):I/Oチェックにより、リレーに接続した機器(アクチュエータなど)

         が、直接、動作します。(シーケンス制御以外の動作)
         これが問題となる場合は、機器の電源を落とすなどの対策を施して

         ください。

 

    SL-VHM1-10png

 

     (注6):ADDRESS表示部に設定するのは、先頭アドレスです。
         また、チェックできる点数は、16点です。
         したがって、アドレス『256』を設定すると、データ入力スイッチで

         チェックできるアドレスは、256 ~ 271となります。

         例えば、ADDRESSを『272』に設定すると、データ入力スイッチ

         でチェックできるアドレスは、272 ~ 287となります。

 



 【I/Oチェック データの流れ(入力側)】

   SL-VHM1-11png

 

 

 【I/Oチェック データの流れ(出力側)】 

   SL-VHM1-12png