PV200/PV200全般

PV200の汎用レジスタの値を変更する方法(参考情報)

PV200の汎用レジスタの値を変更する方法(参考情報)

PV200の汎用レジスタ値を変更する場合の参考例

●汎用通信
データを変更(書き込む)場合のコマンド(汎用レジスタ、判定上限値、判定下限値など)
・送信 %PW  パラメータ = データ BCC CR
・受信 %PW$ パラメータ BCC CR

 異常時 (ERROR 信号=ON)
・% PW! エラーコード(3 桁) BCC CR


<例:汎用レジスタ0を123.45に変更する(書き込む)場合、正常であれば、下記内容のコマンド送受信になります>

 送信 % PWSYS : REG 0 = 123.45 BCC CR
 受信 % PW$SYS : REG 0 BCC CR


*「%PW」はPV200 本体の設定値などを、変更するコマンドです。運転中(RUN 中)にのみ書き込み可能です。
  変更(書き込み)可能なデータについての詳細はマニュアル「読み出し&書き込みコマンドパラメータ詳細」をご参照ください
 (2016年2月版 PV200マニュアル 操作編 P577~ 「読み出し&書き込みコマンドパラメータ詳細」)

*今回、参考例の汎用レジスタの書き込みは「小数点以下は3桁」まで入力可能です。
 (2016年2月版 PV200マニュアル 操作編 P577~ 「読み出し&書き込みコマンドパラメータ詳細」)

*書き込みコマンドに対するエラーコード詳細
 (2016年2月版 PV200マニュアル 操作編 P576 「書き込みコマンド」)


●PLC通信
データを変更(書き込む)場合のコマンド(汎用レジスタ)

(コマンド)            (レスポンス)
CIR    0A11 h (16進数)         COR     レスポンス完了= 1
CIR +1  0000 h (16進数)           COR +1 正常終了時= 0 またはエラーコード
CIR +2    6   (10進数)            COR +2      0
CIR +3  コード (16進数)*下記一覧
CIR +4  データ (10進数) *書き込みできるのは整数値のみです
CIR +5  データ (10進数)*書き込みできるのは整数値のみです    




(コード内容)   コード    最小値  最大値
汎用レジスタ0     6480 h  -9999999 9999999 
汎用レジスタ1     6481 h  -9999999 9999999
汎用レジスタ2     6482 h  -9999999 9999999
汎用レジスタ3     6483 h  -9999999 9999999
汎用レジスタ4     6484 h  -9999999 9999999
汎用レジスタ5     6485 h  -9999999 9999999
汎用レジスタ6      6486 h   -9999999 9999999
汎用レジスタ7      6487 h   -9999999 9999999




<例:汎用レジスタ 0 を123.45に変更する(書き込む)場合>
指定条件:コマンド入力レジスタ(CIR) ・・・    DT1000
指定条件:コマンド出力レジスタ(COR) ・・・   DT1100 

(コマンド)          (レスポンス)
CIR    「DT1000」 0A11 h(16進数)      COR      「DT1100」 レスポンス完了= 1
CIR +1  「DT1001」 0000 h(16進数)        COR +1  「DT1101」 正常終了時= 0 またはエラーコード
CIR +2  「DT1002」  6   (10進数)       COR +2   「DT1102」  0
CIR +3  「DT1003」 6480 h(16進数) 
CIR +4  「DT1004」  12345 (10進数) *書き込みできるのは整数値のみです
CIR +5  「DT1004」    0   (10進数)    




PLC からPV200 へ発行(送信)するコマンドを示し、CIR を先頭に書き込みます。「レスポンス」と
は、送信されたコマンドに対するPV200 からPLC への応答結果です。COR を先頭に書き込みます。
CIR、COR は下記の内容を示します。




汎用レジスタ0に書きこまれた整数値ですので、12345を123.45の表現にするために
PV200の数値演算の機能で、演算式を組むことで小数点以下の表現が可能になります。




*演算式例
SYS:REG0/100 (汎用レジスタ0 / 100)  




*CIR: 「コマンド入力レジスタ」で指定したアドレス。このアドレスを先頭にしてPV200
 への要求を書き込みます。(アドレス設定については 2016年2月版 PV200マニュアル 操作編 P595~ 参照)




*COR: 「コマンド出力レジスタ」で指定したアドレス。このアドレスを先頭にして、
 PV200 が応答の内容を書き込みます。(アドレス設定については 2016年2月版 PV200マニュアル 操作編 P595~ 参照)




*PLC 通信における共通のエラーコード、ならびに、コマンド特有のエラーコードについては
 2016年2月版 PV200マニュアル 操作編 P611 ~ 「PLC通信コマンド詳細各コマンド」を参照してください