LP-Z/ -S/-S500W/ -M/ -MAシリーズ:シリアル通信で「対応できる制御」と「対応できない制御」
- ID:
- 41390
- 公開:
- 2021年03月31日
- 更新:
- 2021年04月15日
LP-Z/ -S/-S500W/ -M/ -MAシリーズ:シリアル通信で「対応できる制御」と「対応できない制御」
- 回答
I/Oによる制御に対して、
シリアル通信制御で「対応できる制御」と「対応できない制御」をまとめました。
□シリアル通信で対応できる制御
○インプット/アウトプットターミナル
・トリガ入力(端子番号:X6)==⇒・コマンド:MRK(印字トリガ)・レーザ励起入力(端子番号:X 9)==⇒・コマンド:LSR(レーザ励起)(DIPスイッチNo.2をONに設定)・シャッター制御(端子番号:X10-X11)==⇒・コマンド:SHT(シャッタ)(DIPスイッチNo.2をONに設定)・印字レディ出力(端子番号:Y 6)==⇒・コマンド:STS(ステータスリクエスト)・印字終了出力(端子番号:Y 8)==⇒・コマンド:MST(印字ステータス送信許可)・レーザ励起完了出力(端子番号:Y 9)==⇒・コマンド:STS・シャッタオープン出力(端子番号:Y10)==⇒・コマンド:STS※端子番号:Y11:シャッターオープン2出力(LP-Mxxx/ -MAxx タイプのみ)はY10と同じ。・ワーニング出力(端子番号:Y12)==⇒・コマンド:STS、MST、ECR(エラーコード)・アラーム出力(端子番号:Y13)==⇒・コマンド:STS、MST、ECR○I/Oコネクタ
・ファイル番号変更==⇒・コマンド:FNO:ファイル変更(番号指定)・カウンタ調整==⇒・コマンド:CNT:カウンタ条件・カウンタリセット==⇒・コマンド:CTR:カウンタリセット・ガイドレーザ入力==⇒・コマンド:GID:ガイド LD 表示(※DIPスイッチNo.2をONに設定)[コマンドの概要]+++++++++++++++++++++++++++++++++++□ MRK:印字トリガ印字トリガ( レーザ照射開始トリガ) を入力します。・トリガ種別に「トリガ印字」が設定されているときは、印字指定の内容にかかわらずコマンド受信時に印字を行ないます。・移動体の等間隔印字が設定されている場合は、印字開始・印字停止の指示を行います。(LP-S500W 除く)・印字トリガが受付けられない状態( 印字レディがOFF) の場合にこのコマンドが送信された場合、異常受信応答がレーザマーカから返されます。□ LSR:レーザ励起レーザ励起のON/OFF を制御します。(※DIPスイッチNo.2をONに設定)・コントローラ背面のDIP スイッチ(No.2) がOFF のときは、このコマンドによるレーザ励起の制御を行なうことはできません。・レーザ励起をONしてから励起が完了するまでに、LP-Z/ -S/ -M/ -MA シリーズは約20秒、LP-S500W は約15 秒間かかります。□ SHT:シャッタ内部シャッタの開閉を制御します。(※DIPスイッチNo.2をONに設定)・コントローラ背面のDIPスイッチ(No.2)がOFFのときは、このコマンドによる内部シャッタの制御を行なうことはできません。・既にシャッタオープンの状態で、シャッタオープンのコマンドを送信すると、異常受信応答データ(NAK03)を応答します。・印字中にシャッタクローズのコマンドを送信した場合、その印字が完了してから内部シャッタを閉じます。■ STS:ステータスリクエストレディ状態やエラー発生状態などの、レーザマーカの稼働状態を要求します。・レーザマーカの稼働状態:エラー発生状態、レーザ励起状態、印字レディ状態、トリガ状態、シャッタおよびコマンド受付モード(MKM コマンド)の状態・シャッタが開いている状態で送信可能です。また、「コマンド受付許可(MKM コマンド)」で「受付モードON」状態にする必要もありません。・アラームやワーニングが発生している場合でも、受付可能です。■ MST:印字ステータス送信許可印字終了時に印字結果( 正常終了かエラー発生かなど) を自動応答する設定をします。・印字ステータス送信許可を設定後、インプットターミナルや通信ポートから印字トリガを受け付けると、印字が正常に終了した時や、印字エリア外に文字列が設定されてしまい正常に印字ができなかった場合などにステータスを送信します。・印字ステータス機能を使用する場合は、リモ-トモードに入る毎に送信許可を設定してください。・印字ステータスの送信許可は一度設定すると、リモートモード期間中有効となります。・リモートモード解除時に印字ステータス送信は、デフォルトの送信禁止に戻ります。■ ECR:エラーコードエラーが発生している場合に、そのアラームまたはワーニングのエラーコードを読み出します。・シャッタが開いている状態で送信可能です。また「コマンド受付許可(MKM コマンド)」で、「受付モードON」状態にする必要もありません。・アラームやワーニングが発生している場合でも、受付可能です。□ FNO:ファイル変更 [番号指定]ファイル番号を指定してファイルを切り替えます。□ CNT:カウンタ条件カウンタの条件を設定します。・カウンタの条件:カウンタ番号、現在値、初期値、終了値、ステップ、カウント源、日付変更時リセット□ CTR:カウンタリセットカウンタの現在値を初期値にリセットします。● GID:ガイド LD 表示印字位置確認用の赤色ガイドレーザの照射を制御します。(※DIPスイッチNo.2をONに設定)・本コマンドは、コントローラ背面のDIPスイッチNo.2を「ON」に設定している場合のみ、使用可能です。・ガイドレーザ照射は、内部シャッタを閉じている場合または、コマンド受付モード(MKM コマンド)で「受付モードON」状態になっている場合に、照射を開始することが可能です。・ガイドレーザの照射開始・停止時には内部シャッタの開閉を自動で伴います。・ガイドレーザの停止を行なわない場合も、約1分後にガイドレーザは自動的に停止します。このとき、内部シャッタは自動的に閉じます。・コマンド受付モード(MKM コマンド)を「受付モードON」にしてからガイドレーザを照射、停止した後、コマンド受付モード(MKM コマンド) を「受付モードOFF」に戻すと、シャッタは自動的に開きます。・ガイドレーザの照射中に、別の動作を行わないでください。■シリアル通信では対応できない制御
以下の制御は、シリアル通信では対応できません。必要に応じて配線してください。●インプット/アウトプットターミナル
・リモート入力(端子番号:X 5)※リモートモードへの移行方法は、DIPスイッチNo.5およびNo.6にて設定します。・エンコーダ入力(端子番号:X 7 [A相]、X 8 [B相])・アラームリセット入力(端子番号:X13)・レーザストップ1入力(端子番号:X14) ※配線が必要です。・レーザストップ2入力(端子番号:X16-X17) ※配線が必要です。・スタンバイ出力(端子番号:Y 4)・リモート出力(端子番号:Y 5)・マーキング出力(端子番号:Y 7)・レーザゲート開要求(端子番号:Y11、LP-Mxxx-S/ -MAxx-S タイプのみ)※これらの入出力を有効にするには、X2:IN COM.および Y2:OUT COM.への、制御電源の接続が必要です。●I/Oコネクタ
・ランク機能/外部オフセット・タイムホールド入力(端子番号:23)・日付ズレ出力(端子番号:31)・カウンタ終了出力(端子番号:32、33、34、35)※I/Oコネクタの、No1:IN COM.および No37:OUT COM.は、それぞれインプット/アウトプットターミナルの X2:IN COM.および Y2:OUT COM.と内部で接続されています。インプット/アウトプットターミナルにて制御電源と接続されている場合は、接続は不要です。●その他
・インターロックコネクタ(LP-M/ -MA シリーズは2個。LP-Z/ -S/ -S500W シリーズは1個。)※配線が必要です。・レーザゲート(LP-Mxxx-S/ -MAxx-S タイプのみ) ※配線が必要です。・変位センサ入力コネクタ(LP-M/ -MA シリーズのみ)※使用しない場合は、付属の変位センサ入力コネクタを接続してください。- 関連カテゴリ
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