SL-VHM1でI/Oチェックしたいが、取説の内容がまったく理解できない。
- ID:
- 41588
- 公開:
- 2022年05月09日
- 更新:
- 2022年05月17日
SL-VHM1でI/Oチェックしたいが、取説の内容がまったく理解できない。
- 回答
取扱説明書の内容がわかりずらい、とのことで、ご不便、ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
次のような手順で、I/Oチェックをお試しください。
【I/Oチェック手順】
《入力側》 スイッチ(入力機器)ONで、アドレス0がONするか?確認します。
1) Q00UCPUは、STOPにします。
2) SL-VHM1のモード切換スイッチを、SLAVE MODE にします。
3) SL-VHM1の入・出力アドレス表示は、“OUTPUT”に設定します。
(ここが、ポイントです。)
IN(入力機器)をチェックする場合、S-LINK VシステムにSL-VCH21(入力)
から信号を入れ、SL-VHM1へ出力(OUTPUT)させて、データモニタ表示灯
を確認します。
このため、入・出力アドレス表示は、“OUTPUT”に設定します。
4) SL-VHM1のENTERキーを押し、ADDRESS表示部を点滅させます。
アドレス0をチェックするため、▲、▼キーで0を設定します。(注4)
設定が終了したら、ENTERキーを押します。(点滅 ⇒ 点灯)
(注4):ADDRESS表示部に設定するのは、先頭アドレスです。
また、チェックできる点数は、16点です。
したがって、アドレス『0』を設定すると、データモニタ表示灯でチェックできる
アドレスは、0 ~ 15の16点となります。
例えば、ADDRESSを『16』に設定すると、データモニタ表示灯でチェック
できるアドレスは、16 ~ 31の16点となります。
5) スイッチをOFF ⇒ ONにします。
SL-VCH21の入力表示灯(緑):点灯
SL-VHM1のデータモニタ表示灯 0:点灯
になれば、OKです。
《出力側》 アドレス256 ONで、リレー(出力機器)がONするか?確認します。
1) Q00UCPUは、STOPにします。
2) SL-VHM1のモード切換スイッチを、SLAVE MODE にします。
3) SL-VHM1の入・出力アドレス表示は、“INPUT”に設定します。
(ここが、ポイントです。)
OUT(出力機器)をチェックする場合、SL-VHM1のデータ入力スイッチから
S-LINK Vシステムに信号を入れて、SL-VCH21の出力アドレスに出力し、
出力機器を動作させます。
このため、入・出力アドレス表示は、“INPUT”に設定します。
4) SL-VHM1のENTERキーを押し、ADDRESS表示部を点滅させます。
アドレス256をチェックするため、▲、▼キーで256を設定します。
設定が終了したら、ENTERキーを押します。(点滅 ⇒ 点灯)
5) SL-VHM1のデータ入力スイッチ『0』を、OFF ⇒ ONにします。
6) SL-VHM1のENAVLEスイッチを、1秒長押しします。
(ENAVLE表示灯 緑点灯)
SL-VCH21の出力表示灯(橙):点灯
リレー動作
になれば、OKです。(注5)
(注5):I/Oチェックにより、リレーに接続した機器(アクチュエータなど)が、直接、
動作します。(シーケンス制御以外の動作)
これが問題となる場合は、機器の電源を落とすなどの対策を施してください。
(注6)ADDRESS表示部に設定するのは、先頭アドレスです。
また、チェックできる点数は、16点です。
したがって、アドレス『256』を設定すると、データ入力スイッチでチェックできる
アドレスは、256 ~ 271となります。
例えば、ADDRESSを『272』に設定すると、データ入力スイッチでチェックできる
アドレスは、272 ~ 287となります。
【I/Oチェック データの流れ(入力側)】
【I/Oチェック データの流れ(出力側)】
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