メカリレー:接点定格の最小適用負荷が参考値としてありますが、この意味と注意すべき事は何でしょうか。
- ID:
- 5836
- 公開:
- 2014年06月16日
- 更新:
- 2019年04月23日
メカリレー:接点定格の最小適用負荷が参考値としてありますが、この意味と注意すべき事は何でしょうか。
- 回答
1.最小適用負荷を表示している背景について。
接点表面に、大気雰囲気により酸化皮膜や硫化皮膜等が生成される事があります。
負荷の電流や電圧が低いと皮膜を破壊する事が出来ません。
接触不良となる可能性がありますので、最小適用負荷を参考値として記載しております。
2.Ag(銀)とAu(金)の効果について。
接点表面がAg合金であると皮膜が生成されやすいので、微小負荷の使用に適しません。
接点表面に、耐食性に最も優れたAuがある事により、
微小負荷に対しても接触安定性を得る事ができます。
3.最小適用負荷(以下)で使用した時におきる不具合の可能性について。
接触不良となる可能性がありますので、安定した接点の通電性能を得る事が出来ません。
最小適用負荷は、そのリレーが開閉可能な下限の目安となる値で保証値ではありません。
この値は開閉頻度、環境条件、要求される接触抵抗の変化、絶対値により
信頼性水準が異なりますので、最小適用負荷付近(以下)では実機によるご確認をお願い致します。<関連情報>:制御機器知恵袋(リレー入門 リレーの用語)
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