ライトカーテンの仕様に「最小検出物体」という項目がありますが、何を意味していますか?
ライトカーテンの仕様に「最小検出物体」という項目がありますが、何を意味していますか?
ライトカーテンの検出区域内において、いかなる場所でも少なくとも1つのビームを完全に
遮光できる最も小さい検出物体を最小検出物体といい、その大きさは最小検出物体幅と
して規定されます。
これは、JIS B 9704‐2(2008)附属書Fで規定されており、次の式で表されます。
d = P +Φ
最小検出物体幅より小さい検出物体、例えば、光軸ピッチの大きさの検出物体は、少なくとも
1つのビームを遮光することができません。
例えば、光軸ピッチの長さの検出物体が図2の位置のある場合は、2番目の光軸によるビーム
が完全に遮光されますが、図3の位置にズレた場合、少なくとも1つのビームが完全に遮光され
ることはなりません。
したがって、最小検出物体 ≠ 光軸ピッチとなります。
最小検出物体幅は安全距離の計算の際に必要となる要素で、安全距離を正確に
計算し、機械の危険部とライトカーテンの間に安全距離以上の間隔をあけて設置
してください。
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