FX-501+FD-61で白地に黄色のレジマーク検出をしたい。可能ですか？

　 検出可否は、使用状況が下記条件を満たすかどうか？で決まります。

　条件１）　下地（白色）とレジマーク（黄色）の入光量の差が十分にあること。

　　　　　　 FX-501は標準的なファイバアンプですが、投光素子が赤色LEDですので、

　　　　　　下地（白色）に黄色のレジマーク検出には、不向きです。

　　　　　　FX-411B（青色LED）をご使用いただくと、入光量の差が十分に得られます。

　条件２）　レジマークのサイズ（移動方向に対する長さ）が、スポットサイズより十分

　　　　　　長いこと。

　　　　　　（注１）：FD-61の場合、スポットは結んでおらず、ファイバ先端より開口角

　　　　　　　　　　　約６０度（立体角）で光芒が円錐状に広がって照射されます。

　　　　　　　　　　　ファイバ先端よりレジマークまでの距離により、照射光の広がりが

　　　　　　　　　　　変わります。

　条件３）　レジマークを検出する場合、センサ（ファイバアンプ）の応答時間（ms）、

　　　　　　移動速度（mm／ｍｓ）、移動方向に対するレジマークの長さ（mm）、

　　　　　　照射光の広がりサイズ（mm）に論理的な関係式が成り立ちます。

　　　　　　この関係式を満たさない場合は、安定検出できません。

　　　　　　（注２）：FX-411Bの応答時間は、３種類から選択可能です。
　　　　　　　　　　　工場出荷状態は、500μｓ以下（STD)です。

　　　　　　（注３）：FX-411B＋FD-61の検出距離は、応答時間により異なり、次の

　　　　　　　　　　　ようになります。

　　　　　　　　　　　U-LG（4.5ms以下）　　105mm
　　　　　　　　　　　STD（500μｓ以下）　　　27mm
　　　　　　　　　　　FAST（150μｓ以下）　　18mm

　　　　　　　　　　　検出距離は、白色無光沢紙に対する値です。